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読書記録 河野裕著 「いなくなれ、群青」 新潮文庫

今回は、河野裕著 「いなくなれ、群青」 新潮文庫 を紹介したいと思います。


著者について

著者の河野さんは、ゲームデザイナーでもあり、ラノベ(語弊があるかも)を中心に書かれているみたいです。「いなくなれ、群青」の続編が今年の5月下旬に刊行予定です。大学時代では、文芸サークルに所属していて、作家の米澤穂信さんにインタビューをしたこともあります。


作品について

階段島という、「捨てられた」人たちが迷い込む島を舞台に、主人公の七草と同級生の真辺が階段島に隠された真実に迫っていく。この島から脱出するには、捨てられた人たちが「なくしたもの」を見つける必要がある。そんななか、起きた連続落書き事件をきっかけに、真辺たちはこの島の人たちとかかわりあいながら、「なくしたもの」がなんなのかを探していく。

いなくなれ、群青(新潮文庫)いなくなれ、群青(新潮文庫)
(2015/02/27)
河野 裕

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思ったこと

SFっぽいのかなと思いながら序盤読んでいきましたが、真辺と七草の関係を強調して描かれてました。階段島の秘密を背景にして、真辺と七草、階段島に来た捨てられた人たちとのつながりを読者に意識させたいという思いが感じ取れました。真辺という女の子はどこか他人に対して冷たいところがあり、それも階段島の秘密を書くには必要なことであったと思いました。

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読書記録 舛本和也著 「アニメを仕事に!」

 毎週アニメを見ている私からしたらとても面白そうな内容だったので、先日紀伊国屋で見つけて買ってみました。

内容

 アニメ制作会社の制作進行という仕事をメインにアニメ業界の仕事内容について絵コンテなど用いて説明されています。制作進行というのは、本書では、①作品素材の管理、②スケジュールの管理、③作業環境の管理、を主な仕事としています。 

 新人研修では、危機管理やスケジューリングなんかを徹底させるみたいです。これは、絵コンテや背景等がクリエイターの力だけで回っているので、ほぼ締め切りに間に合わなくなることが非常に多いからです。また、新人の時にしっかり教育しておかないと3年たつと治らないという著者自身の体験も書かれてあります。

 アニメができるまでには、シナリオをUPするところから絵コンテ→・・・→レイアウト作業→・・・→仕上げ→・・・→カッティング→・・・→ビデオ編集→完パケ→事後処理、と全部で20近い工程を経ています。なので作業量も膨大でミスも起こりやすく、それを巻き返すために徹夜・・・なんてこともあるみたいです。 

 お金の話になりますが、アニメ会社にもよるが、およそ13~18万円が月収なので、自由に使えるお金はほとんどないと思われます。なので、積極的にステップアップしていかないと給料が初任給のままなんてこともあるらしいです・・・

 感想


アニメ業界が薄給で、激務っていうのはどこかで聞いたことあったけどこれほどまでに凄まじいことになってるとは・・・という印象を受けました。

でも、締め切りに間に合わないとかはよくあるらしくそうなると徹夜もかなり増えていくから、給料低い割に激務になってやめていく人かなり多そう。実際、3年後の業界滞在率が10~20%って本書に書いてあるけど、やばすぎますよね。(笑)

某アニメ制作会社がブラック企業大賞を受賞していましたが、これはうなずけますね。

悪いことばかり書いてしまいましたが、現実とあこがれがうまく両立するような場所でアニメにかかわりたいなと思う一冊でした。

アニメを仕事に! トリガー流アニメ制作進行読本 (星海社新書)アニメを仕事に! トリガー流アニメ制作進行読本 (星海社新書)
(2014/05/23)
舛本 和也

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読書記録 山口真由著 「天才とは努力を続けられる人の事であり、それには方法論がある」

 2連で今日はお送りいたします(笑) 表題の本は、著者が今まで出会った「頭のいい人」や「天才」だと思った人は実はこつこつ勉強をしていたというお話です。そのためには、モチベーションを維持していく必要がありますがそのための方法論が具体的に述べられています。
 
 私が面白いなと思ったのは、自分の得意不得意をアウトプットやインプット(「書く」「話す」「読む」「聞く」)に置き換えると何あたるかを意識して、得意な部分を磨いていくという考えと、目標は定量的に評価できるものするという考えです。

 僕の場合、「話す」と「読む」が得意で「書く」「聞く」は比較的に苦手です。ゼミでも話したり数式を書くことが多いので、(日本語を)書くといのは訓練不足です…。だからこうして記事を書いて慣れようと思ってもいるのですが…。

 目標を定量的に測れるようにしておくというのはおおむね同意できます。テストで何点とる、教科書の予習を何ページまでやる、などは達成感を生み出しやすいと思います。しかし必ずしも定量的に測れるような物事ばかりではないことも事実です。例えば、ヴァイオリンの練習で「〇〇ができるようにする」と目標設定しても、判断するのは自分であるので評価に客観性があまりありません。「〇〇時間練習する」という風に置き換えたとしても。練習時間を増やすことが目的ではなくあくまでも技術の習得がメインのはずなのでその場合は定量的に測るというのは難しいと思いました。

 中身は割と軽い感じで30分くらいで読み終えると思います。

天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある
(2014/01/16)
山口 真由

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読書記録 佐藤文広著 「数学ビギナーズマニュアル」

 こんばんは。国公立前期の合格発表があったようなので、数学科入学予定の人向けに、今日は佐藤文広著「数学ビギナーズマニュアル」を紹介したいと思います。

 この本は主に、数学を本格的に勉強し始める学部1、2年生を対象に書かれていて、数学の記号の使い方や証明の書き方、数学を勉強する際の心構え的な事柄が収録されています。僕が特にお勧めしたいのは「明らかは本当に明らかか」という章で、数学科生だけでなく多くの理系受験生が入試の答案で使いがちな「明らか」や「自明」などの言葉を安易に使うことの危うさが述べられています。

 自明というのは3種類あって、①本当に明らかな場合、②明らかだが証明するのが難しい場合、③明らかそうで実は間違っている場合、があり、まだ数学を始めたばかりの人たちにはこれら3つの区別がつきにくい。数学者のヒルベルトも自身の論文中に「明らか」や「容易にわかるように」などの表現を用いており、時には間違っているとわかった証明もあったぐらいです。

 なぜこの本を紹介するかというと、私がまだB1の頃、微積の演習の授業で問題を発表するように教員から言われ、帰納法を使ったときに「n=1のときはあきらか」と黒板に書いて教員に大激怒されたからです。あのときはすごくびっくりしました。まだ授業を始めて2回目とかでしたからね…。それからその教員にこの本を読むように言われ読みました。新入生の方は、「明らか」は演習やレポートでは決して書かない方が無難だと思います。
 


数学ビギナーズマニュアル 第2版数学ビギナーズマニュアル 第2版
(2014/02/20)
佐藤文広

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