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山月記

中島敦著 「山月記」

概要

舞台は唐の時代の中国、主人公の李徴は多くの才能に恵まれ早い時期から公務員試験(科挙)に合格しエリートコースを歩んでいた。しかし、元は詩人として名を成したかったため役人を辞して詩の訓練に励もうとする。生来の性格が災いして、勤めて友人や仲間を作ることができず、加えてなかなか詩人としての評価も上がらなかった。どんどん生活が苦しくなり妻子を助けるために再び下級役人として働く。プライドが高いため、以前は歯牙にもかけていなかった同僚や部下に命令されると李徴のプライドはズタズタになった。そして、あるとき出張先で発狂しそのまま行方不明となってしまう。
数年後、李徴の友人、袁傪が一匹の虎に襲われそうになる。しかしすんでのところで虎が回避し草むらから「あぶなかった」という人の声が聞こえてくる。袁傪は声に聞き覚えがあり声の主が李徴なのではないかと問う。そして、声は自分が李徴であり今に至るまでの自分の体験を袁傪に話していく。

感想

この小説は私が高校生の時に国語の時間で読んだのですが、李徴の心情が周りの人間にわかってもらえなかったこと、人との付き合いを大切にしなかったことがはっきり書かれていて面白かったです。詩歌で大成したかったがそれがかなわずに虎となってしまいいつ自分の人間の部分がなくなるかわからないという恐怖が常にありこのままでは死ねない。後世に自分の作った詩を残したいという執念が感じられてよかったです。
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